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2009年08月 アーカイブ

2009年08月01日

疥癬(scabies)その3

こんな風に なってはいけない。

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(兼六園の写真シリーズ)


carerの時代は、まだそれほど
「資格至上主義」ではなかったので、
現場にいるときは、社会福祉士の資格とヘルパー3級の資格で
普通に介護をしていました。

帰国後、介護系の資格が必要と思って
ヘルパー2級講座を受けました。

これはその現場実習先での話です。

特養やナーシングホームで働いていた経験を
特に話す必要もなかったので、
実習先には言わないでおきました

オリエンテーションで、
担当者の男性がこう言われました。

「ここにいるお年寄りは、皆【もうろく】しているんです。
だから、お年寄りに何か言われても
よく聞いてはいけませんよ

ときどき、おばちゃんのヘルパー実習生が、話を鵜呑みにして
その都度職員に連絡をするもんだから、困るんですよ

いいですか?お年寄りのことは、放っておくんですよ」

・・・・・は????

こういう不快な話から、実習は始まりました。

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実習中、職員がぼそぼそ話しているのが聞こえました。

「●●さんも、××さんも、△△さんも、疥癬かもしれないんですって」

「でもお医者さんの診断は、疥癬じゃなかったんでしょ?
大丈夫よ」

「でも、●●さんのお腹見た?真っ赤なブツブツでいっぱいよ」

「あの人、特にすごくひどいわよね」

●●さんは、
座位は保てるものの立位が保てず、
お食事もご自分で摂取出来ず、
お話もままならない方でした。

carerが別のお客さまの介助をしていると、
主任看護師さんが介護士さんにこう言っているのが聞こえました。

「あの実習生、2日間来るんでしょ。
いい?実習生は●●さん担当にさせて

・・・・はい????

「疥癬は外の人にうつしてはならない」
という鉄則はどこへ行ったの????

とにかく、carerは●●さんの担当になりました。

その日は入浴日だったので
●●さんの車椅子を押して脱衣室に行くと
あの特有なにおいがします。

(うわ~!疥癬の薬、オイラックスのにおいだ!!)

●●さんの脱衣介助をしていると、
うわさ話の通りでした。
腹部が広域に渡って、疥癬トンネルと
赤い掻きむしりで真っ赤
になっています。

(ひどいなあ、これじゃオイラックスだけでは治らないよ。
早く別の薬で処置してあげないと、痒くて眠れないだろうに)

主任看護師さんは、近寄るのも嫌なようで
ひどい目つきで●●さんを遠目で見ており、
●●さんへの薬の塗布は、介護士さんにやらせています

(まるで汚いものを見るようで、●●さんがあまりにかわいそうだ!)

夕食の時間になり、
介護士さんに言われて別のお客さまの食事介助をしていると
主任看護師さんが怒鳴っているのが聞こえました。

「ちょっと!●●さんは実習生の担当って言ったでしょ!!
あなた(別の介護士さん)が食事介助しちゃダメよ!」

そう怒鳴られた介護士さんは、carerのところに来て
言いました。

「ごめんね、実習生さん。●●さんて、慣れた人の介助でないと
お食事を召し上がってくれなくて難しい人なんだけど、
かわってくれる?」

ところが、carerが食事介助に入ると、
●●さんは、ぱくぱく召し上がって下さいます。

(きっと「食事介助が」慣れた人でないと
お食事して下さらないんだろうな~)

介護士さんが次々に
「あら、あなた、うまいわね~」
「●●さん、あなたが好きみたいね」
などと言うものですから、
主任看護師さんは、面白くなかったのでしょうか。
carerに向かって怒鳴り始めました。

「実習生!!なんで左手で介助してるのよ!馬鹿じゃないの?
お年寄りには右手で介助しなきゃダメなのよ!」

・・・・・。

そんな決まりがあったとは知りませんでした(嫌味)。

「失礼しました。じゃあ右手で介助しますね」

(carerは左利きだけど、右手も使えるんだよ~。ふ~んだ)

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嫌~な主任看護師さんからのいじめと
3度目の疥癬をもらって、
実習は終わりました。

ヘルパー2級は、人気の講座です
今や、看護師さんでも取得しに来るのです。
どうして、未経験者だけが来ると思うのでしょうか

もちろん、carerはレポート用紙3枚にわたって
事実を書き連ね、派遣元に提出しました

それで効果があるとは、あまり思っていませんが
同業の施設が「あれ」では、ひどすぎます。

実習生を受け入れる介護現場の皆さま
厳しく指導するのは良いですが、
実習生を「いじめ」てはいけませんよ。

何より、「疥癬」や「MRSA」など
感染症をお持ちのお客さまの介護を
防護服もつけさせない実習生に、任せてはいけないんです。


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2009年08月11日

エインカレム

銀座が好き。

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(結婚式の引き出物で頂いたグラス)

子どものころ、誕生日はおばあちゃんに
銀座三越でプレゼントを買ってもらっていました。

小学生のころはね、
「ティファニー」が今あるところに
大きな「サンリオ」があって、
友だちとよく行ったのです。

10代のころは、
ピアノの楽譜を「山野楽器」や「YAMAHA」で買って、
可愛い筆記用具は
「ITO-YA」で調達していました。

大人になってからは、
洋服なら「ローラアシュレイ 銀座店」。
古着屋さんなら「rt」。
海外の筆記用具なら「scos」(プランタン銀座内)。
日本の筆記用具なら「鳩居堂」。

ベーグルなら「ウィークエンド ブランチ」(モザイク銀座阪急内)。
手作りケーキなら「ゼルコーバ」。
カフェならやっぱり「パウリスタ」。
お手ごろなイタリアンなら「ルブラン」。

あ~あ、おなかすいた。

最近、必ず行くところは「エイン カレム」(教文館4階)。

クリスチャン雑貨屋さん、とでも言いましょうか。

ヨーロピアンな麗しい輸入雑貨が
何しろ破格のため、
クリスチャンではないcarerでも
とっても楽しめます。

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(エインカレムで買った、ちゅ~してる天使たち)

先日(8月8日)行ってみたら、
なんと
「プレ クリスマスフェア」をやっていました。

・・・・・・あつい!!!

毛糸の雑貨が売っている!!!
しかも赤と緑!!!

おっと、こっちには、サンタのフィギュア(???)が!!!

まるでクリスマスが真夏に来る
オーストラリアのようでした。

プレ クリスマスフェアは
8月20日までだそうです。

お時間のある方は、
行ってみてはどうでしょうか?

今からクリスマスの準備をすれば
今年はきっと間に合いますよ(はあと)。

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(エインカレムで破格で買った、ドイツ製しきもの。え?見えない?)


エインカレムのサイトはこちら↓
http://www.kyobunkwan.co.jp/EinKarem/index.html

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2009年08月17日

ケアクラーク

高校に入学して間もない4月、
carerはさっそく校則を破って
アルバイトを始めました。

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(しつこく、金沢の写真シリーズ)

高校生から大学生の7年間で
おこなったアルバイトは、

ゆう〇ょ銀行 (不在再配達の電話担当と仕分け担当)
八〇洲ブックセンター (配本サービスの電話担当)
ロー〇ン (コンビニ)
恵〇寿三越 (写真展などの催事場担当)
ド〇ール (コーヒーショップ)
カフェ・ド・ク〇エ (コーヒーショップ)

う~ん、これくらいかな?

友だちが多いところには、
お休みの日にわざわざアルバイト先まで
遊びに行きました。

不思議なもので、
一日前は自分がおなじ仕事をしていたのに、
お休みの日には
レジで接客をしている人や
コーヒーサーバーを洗っている人が
きらきら輝いて見えて、
うらやましくて仕方がなくなるのです。

このころ、「働く人はかっこいい!」って
思うようになりました。

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今、ぴかぴかして見えるのは、
介護現場の人。

あまりに輝いて見えて、

「あ~、自分は本当に
あの世界にいたんだろうか」

って、
昔の自分の存在さえ、疑ってしまいます。

今のcarerの仕事は
とっても簡単に言ってしまえば
「ケアクラーク」、なのかな?

まだまだ日の目を見ない、
社会的に何の地位さえ確立していない、
そんな存在です。

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でも、carerは、結構この仕事が好きです。

お客さまを助ける、
介護現場のスタッフを、
隠れて助ける。

な~んて日本人的な、脇役ロマンではありませんか。

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以前のブログ(「KURO‐KO」)でもお話したけど、
介護現場スタッフのサポートをしていても
介護現場の人からは
「助けられている」なんて思われないように、
地味~に、さりげな~く、
でも強い力で、支援したいですね。

そうしてこの「ケアクラーク集団」である
何より自分たちが
黒子でもきらきら輝いていられるように、
日本に後輩たちを
つくっていくんだ。

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2009年08月22日

給付率

ある日、とある事業所の責任者さんから
お電話を頂きました。

障害者自立支援のお客さまでね、
単独生保の人がいたので
給付率を0%にしたら、請求データが返戻になってしまったんですよ~。
どうしてですか?」

これは、介護保険に詳しい人ほど
陥りやすい「罠」なのです。

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(どんどん増えるポストカードの中でもお気に入りの、ねこ版「ヴィーナスの誕生」)

介護保険をご利用で
生活保護を受給されているお客さまは、
「単独生保」「併用生保」の2種類に区分されます。

これは、以前のブログで書きましたね。

「単独生保」のお客さまは、まだ65歳にならないので、
基本のご利用対象者が65歳からの介護保険は使えません。

だけど、お金の出どころが
「保険」ではなく、全て「公費」とすることで
サービスをご利用されるのです。

つまり、介護保険の請求をする際は

単独生保のお客さま=介護保険給付率を0%

に設定します。

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(どんどん増える便せん。この子はサンリオのキャラクターでしたが、小学生のとき廃盤になりました。
 名前、覚えてる人います?)

ところが、
障害者自立支援法では、
「単独生保」と「併用生保」の区分はありません

なぜって?

介護保険のようには、
①年齢制限がない
②「保険」請求はなく、全額「公費」
だからです。

ですから介護保険のように、
人によって
「この人は保険から90%、残りを公費で10%」
「この人は公費から100%」
などお金の出どころが変わらないのです。

介護保険と障害者自立支援のサービスは
両方ご利用されるお客さまも少なくないので
混乱しやすいのですが、
障害者自立支援の給付率は
どなたでも「90%」
と覚えておくとよいでしょう。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

さてさて、carerは
金曜日にお休みを頂いて
国立新美術館で開催中の「ルネ・ラリック展」に
行ってきました。

う~う~、ラリック~。
麗しすぎる~。誰かちょうだい~。

ルネ・ラリック展は、こちらから↓
http://www.tokyo-np.co.jp/event/lalique/


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2009年08月31日

モカちゃん

英国のナーシング&レジデンシャルホームで
働いていたときの介護士さんで、
英国人の友だちから、久しぶりに手紙が来ました。

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(お皿洗いさんが、体調が良くなりつつあるお祝いに、連れて行ってくれた赤坂のレストラン♪)

仮名をモカちゃんとしましょう。

「今働いているケアホームは、とっても忙しいよ」

ふむふむ。

モカちゃんは、私たちが働いていた
ナーシング&レジデンシャルホームを辞めて
ケアホームで介護をしています。

63人のお年寄りがいるけど、
全員、認知症か、アルツハイマー病にかかっている人なの」

う~む、
それは日本でいう「認知症グループホーム」のような施設の
大きい規模のものなのかな。

「ハードワークだけど、やりがいがあるよ」

それは良かった!

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(中はこんなに麗しいです。うわぁ~)

来年、carerに会いに、東京に行くね!」

なんと!!

やった、モカちゃんと久しぶりに会える(はあと)。

どこに連れて行こうかな~。
浅草寺?上野?皇居?

待てよ、仕事に一生懸命の、高齢者施設で働く介護士さんが
海外に行って一番見てみたいのは、

やっぱり

「お年寄りの施設」

じゃないかしら・・・。


そうだ!

介護に燃えてるモカちゃんだから、
日本の施設が見学できたら、とってもうれしいだろうな

来年までに、見学が可能な施設を探しておかなきゃ。

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(とっても大きいローストビーフ)

というわけで。

自分の施設こそ一番!と思っている方。
ぜひ、見学させてください☆

ちなみに、モカちゃんは、
ブロンドで長身の、
モデルみたいにスタイルの良い美人
ですよ~。ふっふっふ~。

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