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一粒の種

おかげ様で、職場復帰いたしました。


まだ時間を短縮させて頂いていて、
「よくなって来たな~」と思うと
めまいや不眠がやってきますが、
電車も乗れるし、スキップもできます。たぶん。

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(シュタイフ屋さんの前にいた、仲の悪そうなくま)


一番状態がひどい頃、
NHKのドキュメンタリーで
「一粒の種」という番組を見ました。

ある病院に、中島さんという
癌末期の40代の男性患者さんがいらしたそうです。

ご自分も苦しいだろうに、
別の患者さんの配膳を手伝ったり、
声かけをされて気を配り、大変温和な方だったそうです。

ところがある日、看護師さんが病室を訪ねると、
中島さんが大粒の涙を流しながら
こう言ったそうです。

「僕はまだ死にたくない。
 ちっぽけな一粒の種でいいから、生きていたいんだ

そうして数日後、
中島さんは亡くなったそうです。

その言葉を聞いた看護師さんは、
ご自分もお医者さまから
「あなたは癌の可能性がある」と言われた経験があったそうです。

「ここまで転移していたら、ここを切って、
こっちまで転移していたら、ここも切除します」

淡々と言われるお医者さまのお話を聞きながら、
看護師さんは、中島さんのように思ったそうです。

どんなに切り刻まれて、ちっちゃくなってもいい。
 家族のために、生きていたい」

看護師さんは、「一粒の種」を詩にして、
この想いをたくさんの人に知ってもらいたい、と
郷里のアーティストの方に、曲をつけて頂くようにお願いしました。

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(入浴中のフレデリック氏。ちょっと苦しそう。いやん、見ないでエッチ)

アーティストの下地さんは、
この詩があまりに重くて、
1年間、曲がつけられなかったそうです

1年後、下地さんの最愛の叔父さんが亡くなり、
その別れは大変につらく、
残された側からもこの曲を世間に広めたいと、
曲を完成させました。

その後、
元・介護士であり、
沢山のお年寄りと辛い最期の別れを経験して来た
歌手の砂川 恵理歌さんがこのCDをリリースし、
静かなブームになっているそうです。

carerは、この番組を見て、
なんて幸せなんだろう、と思いました。

親せきも友人も家族も、
みな元気でいる。

自分はそのとき、
ロクに歩けない、座位も保てない、
寝返りをするだけでひどい吐き気とめまいがして、
苦しかったのですが、
命が亡くなる病気ではない

そして、こう思いました。

いつか、元気になって、職場を復帰したら
忙しくなって、この感謝の気持ちなんて
知らないあいだに忘れてしまうんだろう

だけど、
ほんとうは、当たり前のように毎日起きて、
仕事をして、ご飯も食べて、
小さなことに文句を言っているけど、
きっと
こうして今までの生活を送れるというのは、
すごく恵まれていることなんだ
、と。

tricoroll.jpg
(憧れのカフェ「トリコロール」。お皿洗いさんとデートで行った♪)


皆さまに大変感謝します。
そして、
この気持ちを、どうか忘れませんように

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コメント (2)

王様:

おかえりなさい。あまり無理しないで下さいね。

carer:

王様、ありがとうございます♪
みんながとても優しくしてくれるので、それに甘えております(^^;

「今朝のひとこと」を聞くために、来週から定時出勤に戻そうと思います。

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2009年06月29日 20:27に投稿されたエントリーのページです。

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