かささぎの 渡せる橋に おく霜の
白きを見れば 夜ぞ更けにける
(中納言家持=大伴家持)
こんばんは。carerです。
上の句は、百人一首でcarerが一番好きな句。
寒くなったら「くっぱ」で紹介しようと
ず~っとたくらんでいたのです。
中学・高校のときから「マイ取り札」であったこの一句は、
当時の解釈としては
「橋の欄干の上を、カササギが渡っている。
欄干には、霜が積もっている。
それが白く輝いている。ああ、夜もふけたものだ。」
だと思っていたのですが、
大人になってから知ったのは、
「かささぎの渡せる橋」=七夕の日、織姫と彦星を会わせるために、
かささぎが天の川に翼を広げて作った橋
「おく霜」=天上にちらばる星
つまり、
「天の川に散らばる星の、白く輝いているのを見て
ああ、夜もふけたものだ。」
らしいです。
なんと!Romanticな一句ではありませんか。うふふ~。

お正月に、実家に帰りました。
実家には姉家族も来ていて、
そのうちcarerの父が、姪と甥と
「百人一首」で坊主めくりを始めました。
あ、あれは、
carerがまだ姪と同じくらいの年だったとき、
よくおばあちゃんと遊んだ、
裏面が柿の渋で塗られている、あの「百人一首」だ!
「carerちゃん、このお姫様は、とっても有名なのよ。」
「このお姫様は後ろを向いているのよ。」
「この一首は素敵でしょ。
もうちょっと大きくなったら、坊主めくりでなくて、百人一首もしましょうね。」
おばあちゃんから、carerへ。
carerの父から、姪と甥へ。
同じ家で、同じ札で、同じ遊びが
受け継がれている。
お正月そうそう、じ~んと感動してしまいました。
年配の人から教わることって、
とても貴重なことが多くて、
ときどき、現場に帰りたくなります。
高齢者福祉の現場で働く皆さんは、
ふだん、どんな貴重なことを
お年寄りから教わっているのでしょうか。

(どうしても欲しくて、親にせがんで手に入れた銀器。しかし、これは何でしょう?
カレー入れにしては小さいし・・・。知っている方、教えてください・・・。)











