「僕たちは、この国に、【輸入】されたんだよ。」

(いただきものシリーズ:お皿洗いさんが会社から頂いたお花)
最近、テレビ番組「ガイアの夜明け」で、介護職の現状について特集されていました。
その中で、
「職員が足りないから、外国人介護士に期待している」
という内容がありました。
最近、メディアがよく取り上げていますね。
他の先進国と同じで、
介護の現場に人の足りない日本。
どうか、ああはならないように。

(いただきものシリーズ:明石市に住む友人が送ってくれた、神戸の銘菓)
「なんで看護師になったかって?
お金のためだよ。当たり前だろ。
知ってるかい、僕の国ではね、家族はみんなバラバラさ。
父はアメリカ、妹は台湾で出稼ぎしてるよ。
そうしないと、食べていけないんだよ。」
「両親?小さい頃に死んだの。 私は長女だから、年の離れた弟を育ててるの。
大学まで行かせてやりたいから、イギリスに来たの。
自分の幸せ? 弟が幸せになることよ。」
「私ね、子どもが国にいるの。
やっと歩けるようになったのよ。
早くお金を貯めて、一緒に暮らせるようになりたいの。」
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carerは、イギリスにいるとき、
沢山のフィリピン人看護師に囲まれていました。
フィリピン人看護師は
イギリスに来てからすぐに、
看護師としては働けません。
ナーシングホーム等で
「介護士」として働きながら、
イギリス政府から、看護師としての
「PINナンバー」をもらう。
PINナンバーをもらって初めて、
医療機関で「看護師」の仕事が出来る。
彼らが「介護士」として配属されてすぐに、
配属先のナーシングホーム等は
PINナンバーが取れるように
手続きをしなければなりません。

(いただきものシリーズ:八百屋さんでタダでくれたさつまいも)
ところが、
これが、何ヶ月も取れない。
介護業界は、人手が足りません。
フィリピン人看護士は、PINナンバーが取れれば
別の医療機関へ行ってしまうため、
ナーシングホーム側は
「わざと」手続きをしないのです。
さらに、イギリスでは、出稼ぎ労働者の賃金は
ワーカビリティではなく、
その出身国によって決まります。
つまり、
アジア人介護士の賃金は、とても低い。
更に、過酷な労働を強いられます。
carerがいたナーシングホームの、
当時の現状。
イギリス人労働者の平均労働時間
1週間36時間
フィリピン人労働者の平均労働時間
1週間56時間
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「日本の看護学校は、2年制もあるのかい?
それは良くないね。
僕たちの国は、4年制大学しかないよ。
イギリスには、看護師として実績があり、
難しい試験を突破した者だけが来れるんだ。
だけど、僕たちは今、こんなに低い賃金で
看護師としての仕事をさせてもらえない。
労働時間も過酷だよ。
奴隷みたいだろ?」
「なんで彼女は、来てすぐに看護師として
働いているかって?
ドイツ人だから、協定があって
PINナンバーを持たなくても
すぐに働けるのさ。」

(いただきものシリーズ:これの名前は・・・)
「【じゃぱゆきさん】って日本語、知ってるわ。
私たちの国では、日本に身体を売りに行く人を言うの。
日本は、需要が多いんでしょ?
私たちの国でも、そういうお店の周りに、日本人が集まってたわ。」
「私、日本人って好きよ。
子どものころ、日本の会社の近くで
よくアメやチョコレートをもらったの。」
「日本もフィリピン人を【輸入】するって、新聞に書いてあったよ。
本当だよ。近い将来、必ずそうなるよ。
僕たちはブラウン、君はイエロー。
だけど、忘れないで。
僕たちは、奴隷じゃない。」











