てへへ その弐
大繁盛 お皿洗いも 一仕事。
(秋の一句 優秀作品ノミネート by carer)
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carerは、施設(特養とナーシングホーム)出身だから、
訪問介護とか、在宅のことは、あまりよく分かりません。
だから、老人ホームの話ですが、
2箇所の実習先、勤め先、ボランティア先、
どの老人ホームにも、
毎日、
家族の面会に来る人は、必ずいたものです。
あるケースは、
お若い奥様が、だんな様のために、毎日綺麗な服を着て、
あるケースは、
奥様のために、ご病気を持っているだんな様が、
酸素吸入をしながら。
だけど、
「毎日面会に来られる家族」がいるのが当たり前でも、
そういう方にお会いするたびに、
毎回「じ~ん」と、心をあったかくさせて頂いていました。
これは、以前勤めていた老人ホームの話。
その老人ホームがある市とは、別の市に住んでいて、
毎日30分自転車をこいで、
奥様に会いに来られる方がいました。
雨の日は、レインコートを着て。
雪の日は、不便なバスを乗り継いで。
そのだんな様は、朴訥な人でしたので、
奥様に会っても無理矢理お話をすることはなく、
車椅子に奥様を移乗して、静かに二人でホーム内をお散歩して、
昼食の介助をして頂いて、帰る。
そんなほのぼのした、毎日でした。
奥様は、進行した難病に加えて、
現在の医学では不治の病を併発されていて、
ご自分で動かせるのは、目と口のみ。
まだ60代の、とても綺麗な奥様でしたが、
だんな様が来られて、介助をされても、
一般の方には、
「きっとこの人は、だんな様が面会に来てくれてることなんて
気づいてないだろう」と思わせてしまうような、
お顔の表情を動かすことも、もう出来ない方でした。
(本当は、そんなことないんですけどね。)
だんな様は、毎日毎日、面会に来られていましたが、
ある時、ふと2、3日、面会にいらっしゃらない時がありました。
奥様のお食事介助は、
通常、だんな様がいらっしゃらない朝と夜は、
職員がおこなっていたのですが、
職員の介助でもよく召し上がって下さった奥様は、
だんな様が面会に来られなくなって、
ぱったり食事を召し上がって下さらなくなりました。
奥様はお食事を少しでも摂らないと
危険な病気をお持ちのこともあり、
私たち職員は、いろいろ話あって、
食事の介助を、奥様が一番慣れている
部屋担当専門にしたり、
綺麗な服を着ていただいたり、
奥様の好きなお食事を出すように掛け合ったり、
いろいろ試みたのですが、
一向に効きません。
そうこうしているうちに、
まただんな様が面会に来て下さる日々が始まって、
奥様は、すぐにお食事を召し上がって下さるように
なりました。
福祉の現場で働いている者にとって、
絶対にこえることが出来ないのが、「家族」。
いつも、このだんな様と奥様のようなケースに
遭遇するたびに、
頑張って、愛情を込めて接していても、
私たちにはこえられない壁にあたります。
それは、嫉妬を感じることもあるけれども、
嬉しいような、ソフトな、壁。
家族のつながりって、ものすごく強いんだ。
そう思わせてくれる、壁。
そんなつながりを持てるように、
carerも頑張りたいな。ね?
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ザー、ゴシゴシ、キュッキュッ。
ん?なんか言った???

お皿洗いさんのお母さんから頂いた
お手製かぶ を入れてミネストローネを調理中。
美味しそうだな。グツグツ。
















