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達人の里
対話の達人
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第4回『よもやまばなし』 |
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この「よもやまばなし」では回想法の実践や勉強会にまつわるエピソードや、
家族や友人との日常の出来事をおはなしいたします。
どうぞお気軽にお読みください。
回想法にはさまざまな方法があります。
生活道具を触りながら使い方を披露する作業回想法、ふるさとの地図を作る回想地図、
写真や新聞記事などに思い出を書き足して本を作るメモリーブック…
そんな方法のひとつにテレビ回想法があります。
テレビ回想法「お風呂編」のビデオを自宅でみていたときのことです。

関心なさそうにソファに座っていた父が
「あるよ」
「やらされたなあ」
と独り言を言い出しました。
ちょっと大丈夫?と近づくと、
画面には「薪、割りましたか?」の文字と薪割りのシーンが…
その後にも、「これなんだかわかりますか?」とお風呂が映し出され
「知ってるよ」
「五右衛門風呂だよ」
とテレビと会話していました。
本来、テレビ回想法は、施設などで職員がついて「○○さん、懐かしいですね~」と
話しかけながらおこなうものですが、
「ただ流しておくだけでも回想法になってる!」と思った瞬間でした。
(良いかどうかは別ですが…)
お風呂つながりで、「ケロリン」の黄色い桶はご存知ですか?

これは以前独り暮らしをしていたときに使っていたのですが
回想法勉強会で使えるかも!と引っ張り出していたときのことです。
そばにいた母に「懐かしい?」と聞いたら
「全然」とそっけない返事。
「えー、銭湯に積んでなかった?」とクローズドで切り返すも
「なかったわよ」と、なーんだつまんないと話をやめようと思ったとき
「銭湯っていえばさー、同級生のうちが銭湯でねえ…」と話し出したのです!
きっと「ケロリンの桶はなかったけど…銭湯…銭湯…」と
思い出のテープを巻き戻していたんでしょうね。
やはり「間」は大切です。
それに、もの(ケロリン)には無反応でも「銭湯」という言葉が呼び水になっています。
ものを見て「さあ、思い出しましょう」というのではなく、普通のおしゃべりがいいんでしょうね。
これが自然でいいんだろうなあと思います。
(親子の会話なので多少強引なところもありますが…)
我が家では、誰かが独り言を言い出したら、気づいた人が「(回想法が)始まった」と言い、
それを「セルフ回想法」と呼んで楽しんでいます。
結局、「始まった」の合図で全員(といっても3人)に知れ渡り、グループ回想法になるんですけど。
2007年6月18日 |
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